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ブレードランナー

私のお気に入りのSF映画の中でも上位に位置する映画です。
西洋と東洋がごちゃ混ぜになった様な近未来のロサンゼルスを舞台にドラマは始まります。



『ブレードランナー』 配給「ワーナーブラザーズ」1982年7月日本公開
監督 リドリー・スコット 「エイリアン」「ブラックホークダウン」他
原作 フリップ・K・ディック 「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」

ストーリー
環境汚染が進み、酸性雨が降り続く近未来、2019年の地球、人類の多くが、住みにくくなった地球を後に宇宙へ移住していた。
様々な理由で地球に残った人類は、高層ビルが建ち並び人口過密となったロサンゼルス等の都市部での生活を強いられていたのだった。
そこは、西洋と東洋の文化が入り交じった混沌とした世界を形成していた。
地球環境が最悪の域にまで悪化した世界だったが、環境破壊と引き替えたかの様に科学技術は発達した。
遺伝子工学の進歩で開発された、人造人間「レプリカント」が、宇宙開拓で活躍するまでに科学技術は発達したのだった。
「レプリカント」は、人間と見まがう程の出来ばえで、力は人間以上のパワーを備え、その頭脳は、開発者と同レベルの知能指数を有するほどだった。
人間以上の性能を持つ「レプリカント」だけに、製造されて数年経つと、それまでの経験から感情が芽生えるというやっかいな問題を抱えていた。
開発者で「タイレル社」社長でもあるエルドン・タイレル博士は、その問題を解決すべく、「レプリカント」に安全装置を組み込んだ、それは、4年の寿命であった。
自分たちに感情が芽生え、しかも寿命が4年であることを知った「レプリカント」達は、その問題を解決すべく度々反乱を起こすようになる。
そんな中、人間社会に紛れ込んだ「レプリカント」を処分するため組織されたのが「ブレードランナー」(専任捜査官)であった。
ある日、最新型レプリカント「ネクサス6」5人が、スペースシャトルを奪い地球に逃走するという事件が起きる。
この事件を解決する為、元専任捜査官だった「リック・デッカード」がネクサス6処分のため半強制的に「ブレードランナー」として職場復帰させられ、「ネクサス6」と対峙する事となるのだった。



ハリソンフォード演じる「リック・デッカード」

専任捜査官として優秀な働きをするデッカードだが、決して無敵のヒーローとしては描かれてはいない。
主人公が、あくまでも生身の人間(?)として描かれ、弱い部分も見せるところがたまらなく好きですね。


ショーン・ヤング演じる「レイチェル」

6人目の最新型レプリカントとして登場しました。
レイチェル本人は、自分がレプリカントと言うことを知らなかったのですが、主人公のデッカードより真実を知らされショックを受けてしまいます。
何とも言えない悲しいシーンでした。
それにしても、当時はスタイル抜群で魅力的な女性でしたね〜!わたくし、惚れちゃいました。


エドワード・ジェームズ・オルモス演じる「ガフ」

専任捜査官の一人で、命令で、ボスであるブライアントの元にデッカードを連れてきます。
その後、デッカードの捜査に協力しながらも、デッカードの動向を監視する役割を果たします。
手先が器用な人物という設定で、最後のシーンでは意味深な暗示を表現する役割を果たします。
彼の出演シーンは少ないのですが、意外と重要な役どころです。
彼の演技は、とにかく渋いです。


ブライオン・ジェームス演じる「リオン」

ネクサス6レプリカントの中で最初に登場する人物(?)
記憶を持たないレプリカントですが、仲間の写真を所有し懸命に記憶を集めようとします。
生きている証を、写真収集という形で表現するレプリカント達の行為が哀愁を誘いました。
デッカードを殺害しようとして、レイチェルから頭部を撃たれ即死してしまいます。
あっけないけれども、壮絶な死でした。


ジョアンナ・キャシディ演じる「ゾーラ」

慰安用のレプリカントで、戦闘能力をも兼ね備える。
地球に潜伏後、人工蛇を操り踊る妖艶なダンサーとして人間社会に紛れ込んでいた。
デッカードに見つかり逃走、デッカードに射殺されるシーンでは、銃に撃たれながらショーウインドウを次々突き破って倒れ込み、命つきる場面が衝撃的でした。
そして、死に顔に流れる、ひとすじの涙がなんと言っても印象的でした。


ダリル・ハンナ演じる「プリス」

ゾーラと同じく慰安用レプリカント。
延命の情報を得る為、タイレル博士に接近する必要があったが、その為には仕事以外でもチェスを通して博士と交流のあるJF・セバスチャンに接触しなければならなかった、プリスは、その役を担う。
戦闘能力が決して高いわけではなさそうだが、デッカードにしつこく抵抗した揚げ句に、セバスチャン宅で処分される。
プリスの死に方も壮絶です。


ルトガー・ハウアー演じる「ロイ・バッティ」

ロイ・バッティは、ネクサス6レプリカントの首領的存在です。
タイレル博士に近づく為に接触した人間を、利用価値が無くなる毎に、無情に殺害していきます。
ようやく対面したタイレル博士から、延命方法をことごとく否定され、落胆の表情を見せ、そして最後に怒りの表情で、博士を握力を以て殺害するシーンがすごいです。
しかし、これまで見てきた映画の悪役とは大きく違います。
クライマックスにて、デッカードに痛手をくわえて、殺害する前にまるでもてあそぶ様にビルの屋上まで追い込みます。
行く手を阻まれ窮地に陥ったデッカードが、今まさにビルから転落かという瞬間、ロイは主人公の腕を素早く掴み、助け上げたのです。
助け上げたデッカードに向かいロイ・バッティは、これまで宇宙で体験した出来事を語り始めます。
大変危険な宇宙での開拓作業や労働環境を語り終えた後、彼は言います、「そんな想い出もやがて消える、涙のように・・・、この雨のように・・・」。
最後に、「その時が来た」と言い残し、ロイ・バッティは息絶えます。
ロイが握りしめていた白い鳩が、彼が死んだと同時に、ゆるんだ手の間から飛び立ち空に消えました。
こんな哀愁漂う悪役を見たのは、後にも先にもこの「ブレードランナー」のロイ・バッティだけですね。
私は、このシーンを初めて見たときは流石に呻りましたね。
今見ても、新鮮で見飽きません。
私の中では、「ブレードランナー」の主人公はロイ・バッティです。


ジョー・ターケル演じる「エルドン・タイレル」

彼の演技も一流ですね。
社長を社長らしく演じられ、博士の雰囲気をも同時に醸し出しています。
彼は、スタンリー・キューブリック監督作品の「シャイニング」にも、冬の無人ホテルに現れるバーテンダーの亡霊役としても出演しています。
「シャイニング」での演技も流石です。


M・エメット・ウオルシュ演じる「ブライアント」

一癖も二癖もありそうな専任捜査官のボス役がはまっています。
事務所を訪れたデッカードにスコッチを勧めるシーンが印象に残っています。
「オイオイ、勤務中に酒かよ羨ましい」と思いつつも注がれたウイスキーが「ジョニーウオーカー黒ラベル12年」という処にも目がいきました。
ボトルデザインは近未来らしく、現物とは明らかに違いますね〜。
このボトルほしいです。
あと、ジョニ黒を注いだグラスも形がよいですな〜。
グラスもほしいです。


ウイリアム・サンダーソン演じる「JF・セバスチャン」

ホルモン異常の影響で、早く老けて行くという難病に冒され地球で生活する、タイレル社で働く遺伝子設計技術者。
彼の部屋はシュールでおもしろそうですが、住みたくはないな〜。
なんだか怖そうだし・・・
レプリカントのロイとプリスは、セバスチャンに食事を与えて貰った上に、タイレル博士に引き合わせても貰ったのに彼を殺すんだもん、かわいそーでしかたがないです。


ジェームズ・ホン演じる「ハンニバル・チュウ」

レプリカントの眼球を専門に製造している専門技術者
彼もやっぱりロイ達に殺害されちゃいます。
防寒具を引き裂かれた揚げ句、頭や肩に自分の作りかけの目玉を乗っけられ、ロイの質問に凍えながらも答えさせられて、寒かったろうな〜、合掌。



ロバート・オカザキ演じる「スシバーのマスター」(或いはうどん屋か?)

この人、余りのちょい役のためか、役名がありません。
オープニング当初、飲食店の店主役で出てきます。

  おやじ 「さぁ、空きました、いらつしゃい!いらっしゃい!さあ、どうぞ、何にしましょう
       か?」
デッカード 「四つくれ」
  おやじ 「二つで十分ですよ!」 
デッカード 「NO!2,2,4!(ノー、ツゥ、ツゥ、フォー!)」
  おやじ 「二つで十分ですよ!」
デッカード 「&ヌードル」
  おやじ 「まかしてくださいよ!」

あまりにも有名なシーンですね〜。
何を四つなのか、二つなのかは謎でしたが、日本語と英語とのやりとりがスムーズに行われるシーンなど、緻密に計算された演出の様子が伺われます。
最近知ったのですが、四つとか二つとかの正体は、丼物の上にのせる尾頭付きの、魚の数の事だそうです。
私も写真を見ましたが、確かにデッカードさん、貴方、四つは食い過ぎです。





魚ではなくエビであるという指摘もあるようですが、私が見た写真は魚でした。
しかも、「&ヌードル」とはよく食べますな〜。
ちなみに「ヌードル」とは、うどんの事らしいです。


ロサンゼルスの町にきらめく「強力わかもと」の広告
写真の奥には、とうの昔に倒産した航空会社「パン・ナム」の看板が・・・
制作当時の時代を感じさせますな〜。
他にも「TDK」等のメーカーや、様々な日本語の看板が出てきます。
見ているとおもしろいです。


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  • 2020.05.29 Friday
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